ブラステルの『050Free』は、プレフィックス番号経由通話(格安通話)と050IP電話の両方に対応した、通話料節約のための救世主です。
通話料金も他社と比較してかなり安いですし、基本料金も無料です(登録時のみ500円チャージすれば以後無料にできる)。
私は携帯電話を持っていますが音声通話をほとんど必要としていないので、かけ放題プランには加入していません。
その場合、通話料が「20円/30秒」なのです。正直なところ「高ッ!」と思っています。
携帯会社の料金プランって、選びづらいというか使いづらいですよね。
(データ定額30GBプランが8千円もするので別途Wifi契約している話は、後日別記事にしたいと思います)
目次
かけ放題を使わない場合の通話料
- 固定電話へ:20円/30秒
- 携帯電話へ:20円/30秒
3大キャリア(ドコモ・au・SoftBank)、MVNOの格安SIM、共通です。
高い! と思うのですが、かけ放題の固定料(元が取れる)ほども通話しないのです。
固定料はMVNOで600円、auなら2,700円。
通話時間に換算すると、MVNOで15分、auなら67.5分以上通話することで元が取れる事になります。(auは私が利用中のキャリア)
家族友人知人職場とのやり取りを、メール・SNSに集約しているので月に1時間以上も音声通話していません。15分も通話していない自信あります。
ぼっち上等!な私にはハードル高い設定です。
でも音声通話が全く無いと、それはそれで不便。
実家の親と家族割引してるし、もしかしたら警察消防に電話する事があるかもしれないから、キャリアは維持したい。その場合にできるだけ安くするにはどうしたらよいか、色々検討した結果「050Free」の利用に至りました。
通話の種類と、050Freeの料金
現在、一般的に利用できるサービスとして、「プレフィックス通話」「IP電話」の2種類があります。
一番の違いは「使う回線」です。
通話の種類(プレフィックス通話・IP電話)
- プレフィックス通話
- 既存の携帯電話回線を使う(090等で発信する)
- 通信経路はプレフィックス提供企業のものに変更される
- 通話品質は良好
- フリーダイヤル・ナビダイヤル・緊急通報は、使えない
- IP電話
- ネット回線(データ通信)を使う
- 通話品質は劣る
- 海外から日本へWifi経由で通話しても料金は同じ
- フリーダイヤルは無料(一部使えない場合もある)
- ナビダイヤル・緊急通報は、使えない
プレフィックス通話・IP電話、いずれも複数の企業からサービスが提供されていますが、各社の公式サイトを見て料金を比較してみると、ブラステル050Freeが一番安いです(2018/3現在)。
しかも、プレフィックス通話・IP電話の両方を「一つのサービス」として提供しているのは、ブラステル050Freeのみでした。
3大キャリアとの料金比較
プレフィックス通話で、半額になります。課金も6秒毎なので無駄になりません。
IP電話ならば、10分の1以下になります。
サービス名 | 月額 基本料 |
通話料 ・有料050へ ・固定電話へ ・携帯電話へ |
通話料(1分あたり) ・有料050へ ・固定電話へ ・携帯電話へ |
---|---|---|---|
3大キャリア (docomo, au, SB 共通) |
20円/30秒 20円/30秒 20円/30秒 |
40円 40円 40円 |
|
050Free(プレフィックス方式) ※090, 080番号で発信する |
0円 | 2円/6秒 2円/6秒 2円/6秒 |
20円 20円 20円 |
050Free(IP電話) ※050番号で発信する |
0円 | 8.64円/3分 8.64円/3分 14.58円/1分 |
2.88円 2.88円 14.58円 |
月額利用料は0円です。
以前は受信のみの利用が可能でしたが、2017年7月10日以降は「入金」または「有料通話」が無い状態が1年間続くと、解約扱いとなります。
(050番号・アカウント・残高、全てが消えてしまいます)
050Freeを利用する
簡単ではありますが、支払い方法、050Freeアプリのインストール、使い方を説明します。
支払い方法
前払い制です。
繰り返しチャージが可能な「ブラステルカード」を入手する方法もありますが、ファミリーマートに置いてあるという噂の「無記名カード」を探しても見つかりません。
郵送で請求する「記名式カード」を取り寄せる方法もあります。その場合はコンビニでチャージします(2,000円~)。
それよりも「オンラインカード」で払う方が簡単です。実物としてのカードはありません。IDが発行されるだけです。
チャージ方法は、PayPal・クレジットカード(含:デビットカード)が可能です。
また、自動チャージ機能もあります。
クレジットカードでの支払い(VISA・Master・DC)に限ります。デビットカードでは自動チャージできません。(デビットVISA等もNG)
自動チャージの設定は、最小金額として
「残額が200円を下回ったら、500円チャージする」
という設定が可能です。
050Freeのインストール
例として、オンラインカードを利用した初期設定方法を説明します。
- 初期設定に必要なもの
- 050Freeアプリ
- SMS(初回のみ、認証用)
- メールアドレス
初期設定の流れは、次のとおりです。
- App Store/Google play より【050 Free アプリ】をスマホにインストールする
- 画面左下の「かんたん設定 / 新規登録」をタップする
- 電話番号を入力する → SMSで認証コードが送られてくる
- 認証コードを入力する
- メールアドレスを入力する
- メールが2通届く(IP電話番号の案内、アカウント情報)
- アプリに「ユーザーID」「パスワード」を入力
上記7番までで「受信」が可能になります。
発信テスト番号:050-6868-0000
格安SIMのネットワーク環境が原因で上手く通話出来ないケースがある様子なので、入金前のテストをお勧めします。
テストで問題なければ続行です。
- アプリのMy Accountで「PIN番号」を入力
8番を実施すると、チャージが可能になります。
電話を受ける
アプリが起動していない状態でも、プッシュ通知が有効ならば050番号にかかってきた電話を受けることができます。
スマートウォッチでの受信通知も可能です。(Fitbit Alta HRで使用しています)
電話をかける(プレフィックス通話)
アプリを起動し、黄色の「mobile 0091」ボタンで発信します。
- 発信方法
- キーパッドで電話番号を入力 → 黄色の「mobile 0091」を押すと発信
- コンタクト(電話帳)から電話番号を長押しする(※1)
※1:
プレフィックス通話の場合は、必ず長押しする必要があります。
「コールスルー(iPhone)/経由通話(Android)」を選ぶことにより、格安回線経由での通話が可能になります。
相手側に表示される番号は、元々使用している携帯番号になります。
電話をかける(IP電話)
アプリを起動し、緑の「050」ボタンで発信できます。
- 発信方法
- キーパッドで電話番号を入力 → 緑の「050」を押すと発信
- コンタクト(電話帳)から電話番号をタップする(※2)
※2:
電話番号をタップすると「050発信」となります。
- タップのみ = 強制050発信
- 長押し = プレフィックス通話(選択画面表示)
の使い分けが必要です。
分かりやすい説明が無いので、気付いていない人も多そうです。
発信時のアナウンスをスキップする方法
電話をかける時に、音声ガイダンスで「現在○○分の通話が可能です」と流れます。
これは「**(アスタリスク2回)」を押せばスキップできます。
分かりやすい説明が無いので、気付いていない・・・・(以下略
アカウント失効時の再設定方法【追記】
この記事内で「一年間、発信(有料)orチャージが無い場合はアカウント失効します」と書いていたにもかかわらず、自分のアカウントを失効させてしまいました。(履歴を見ると失効数日後に気付いた模様)
残高(約300円)と電話番号が消えてしまったので、再設定です。
アプリをインストールし直す必要はありません。設定の消去で対応できます。
- アプリ内の「キーパッド」画面を表示します。
- 右上の歯車アイコンをタップします。
- 一番上の「アカウントの設定」を選びます。
- 一番下の「削除」 ⇒ 右上の「保存」をタップします。
- 「簡単設定 / 新規登録」から初期設定を行います。
失効再設定を行う際に、公式サイト を見直しました(2020年11月30日)。
ページ下部に「注意事項」という欄が増えており、細かい説明が色々記載されていました。
過去に「公式は利用者には分かり辛いから補足しよう」とこの記事を書きましたが、今となっては公式サイトをしっかり読む方が良いかもしれません。ちょっと読みづらいけどね(苦笑)
まとめ
ブラステル「050Free」は、IP電話と格安通話の2つの機能を1つのアプリで利用でき、なおかつ料金も最安です。
少々使い方に癖がありますが、慣れてしまえば問題ありません。
手軽で便利ですので、興味のある方は一度試してみてください。